最近勉強に集中できない・身が入らないという人はいませんか?
もしかしたら、それは勉強に集中するための環境が整っていないからかもしれません。
そんなわけで今回は、勉強に集中するための環境の作り方について解説していきたいと思います。
そもそも勉強に対するモチベーションがないから集中できないという人も多いかもしれませんが、今回はそういった内的な要因ではなく、環境のような外的要因に絞って解説していきます。
聞いてみれば当たり前のことばかりかもしれませんが、ついついやってしまっている悪習慣もあると思います。
今一度それらをチェックしていきましょう。
この講座は次のような人にオススメです!
・最近勉強に集中できない人
・勉強に集中できる環境を作りたい人
集中できない2つの外的要因
勉強に集中できない2つの大きな外的要因は「音」と「誘惑」です。
家の近くで工事をしてうるさかったり、大好きなテレビが目の前でやっていたりする状況で勉強に集中できる人は中々いませんよね。
まずは、この2つの要素を勉強の場から取り除くことを意識していかなければいけません。
以下でこの「音」と「誘惑」の代表例を紹介していきます。
勉強中の音楽
工事の音や人の話し声は気になる人も多いので、そういったものがある環境は誰しも避けると思います。
だからこそ、学校の教室や図書室、塾の自習室がよく勉強の場所として選ばれています。
しかし、現代では自分で静かな場所に音を持ち込んでしまっている人が多くいます。
それは、「勉強中の音楽」です。
勉強するモチベーションが中々上がらないからせめて音楽を聴きながらとイヤホンやヘッドホンで音楽を聴きながら勉強する人も多いと思います。
実際、課題やレポートをはじめとした「作業」をする際には私自身も音楽を聴きながらよくやっています。
音楽を聴くことで作業の退屈感を紛らわせてモチベーションの維持に役立つからです。
しかし、試験や受験勉強のようなこと何かを記憶しなければいけない場合は、音楽を流しながら勉強することはオススメしません。
音楽を聴くことで脳のリソースが音楽を聴くことに割かれてしまうからです。
特に歌詞がある音楽の場合は、それが顕著です。
たまに音楽を聴いていた方が勉強に集中できるという人もいるようですが、その人達の多くは集中できるというよりは、音楽を聴きながらの方が(ながらで)長く勉強できるという意味で言っていることの方が多いと思います。
ただ、誤解しないでもらいたいのは、勉強中に音楽を聴くこと全てが悪いわけではありませんし、後で紹介するように逆に勉強に効果的な場合もあります!
しかし、今勉強に中々集中できなくて悩んでいるならば、勉強をする時に音楽を聴く習慣を見直してみた方が良いかもしれません。
スマホ・ゲーム・漫画
現代人が片時も手離せない物、それがスマホです。
ネットも見れるしゲームも出来る。
YoutubeやTikTokを見たり、SNSで友達と連絡を取ったりもできます。
しかし、当然これは勉強の誘惑になります。
もちろん、皆さんも勉強中はスマホを触らないようにしていると思いますが、触らなくても近くにあるだけで誘惑となってしまいます。
近くにスマホがあるだけで触りたくなってしまうし、通知が鳴ろうものなら友達や恋人からの連絡かと気になってしまいます。
そのため、しっかり集中して勉強したいならば、スマホを完全に勉強の場から遮断する必要があります!
私も受験生時代にやっていたオススメの対策の一つは、スマホの電源を完全に落とすことです。
スマホの電源を完全に落とせば通知も鳴らないし、再起動に時間がかかるので触る気持ちも削がれます。
友達からの連絡にすぐに返事できなくて困るという人もいるかもしれませんが、勉強を頑張っていたためにすぐに返事ができなかったなら相手も事情は分かってくれるはずです。
しかし、中にはスマホの電源を落としてもまた再起動して触ってしまうというもはや依存症に片足を突っ込んでいるような人もいるかもしれません。
そうした人はスマホを別の部屋にしまう、それでも駄目なら最終手段として勉強中は家族や友達にスマホを預けるなどの対策を取ると良いでしょう。
そしてこれらのことは、スマホと同じように誘惑となるゲームや漫画も同じです。
勉強中の食事
意外に思う人もいるかもしれませんが、勉強中の食事も要注意です。
食べてる間は手が止まってしまうのはもちろんですが、食べた物を消化吸収する際には、胃に血液が集中することによる脳の血流低下や血糖値の低下によって眠くなって集中力が落ちてしまいます。
お昼を食べた後に眠くなってしまうのもこれが大きな要因です。
チョコレートなどは勉強にも効果的だとよく言われますが、ああいうものも勉強中に食べるのはオススメしません!
ただし、チョコレートに含まれているブドウ糖やカカオポリフェノールなどが勉強に役立つ成分であることは確かなので、食べるタイミングを勉強のちょっと前か休憩の時間に取るようにしましょう。
勉強に集中しやすくする環境作り
ここまでは勉強にNGなものを列挙してきましたが、次は勉強に集中しやすい環境を作るためのものや習慣などを紹介していきたいと思います。
適度な環境音
勉強中の音楽や騒音など、音というものは勉強の妨げになると言ってきましたが、完全に無音だと集中できるのかといったら実はそうとも限りません。
例えばマウスで行われた実験では、無音の状態よりもある程度の雑音があった方が学習効率が高まるという研究データもあります。
そして、人間においても同様の研究結果が出ています。
つまり、適度な雑音・環境音があった方が勉強に集中するためには効果的ということなんです!
そういった意味では、適度な雑音があるカフェやリビングなどで勉強するのはかなり良いと思います。
また、図書館や塾の自習室などもそうですが、誰かの目線があることでより勉強に集中しやすくなるという意味でもこれらの場所はオススメです!
ただし、どちらの場所も場合によっては話し声などがうるさくて逆に騒音となってしまう場合もあるので注意が必要です。
自分の部屋で勉強する際にもYoutubeなどで波の音などの環境音は検索すればたくさん出てくると思うので、そういったものを流すのも良いと思います。
もちろん、先ほど言ったようにスマホに気が移ってしまうならこの方法は取れませんが……。
ちなみに、私も受験生時代はほとんど家のリビングで勉強していました。
まぁ、自分の部屋という概念がなかったというのもありますが、結果的には良かったということですね。
ガムを噛む
先ほどは勉強中の食事はあまり良くないと言いましたが、何かを噛むということは脳の活性化に役立ちます!
しかし、食べ物を食べてしまうと消化吸収で眠くなってしまいます。
そこでオススメなのが、ガムを噛むことです!
ガムなら眠くなることもなく、咀嚼によって脳を活性化させる効果を得ることができます!
また、ガムを噛むのは健康にも良いので、キシリトールのガムなどを勉強中に限らず毎食後噛む習慣をつけるのも良いでしょう。
私も毎食後は必ずキシリトールガムを5分以上は噛んでいます。
軽い運動・筋トレ・ストレッチをする
軽い運動・筋トレ・ストレッチを行うことで脳への血流も増加し集中力を上げることができます!
もちろん、こうした適度な運動は健康にも良く体力もつくので、体力が落ちがちで体調管理が大切な受験生には一石二鳥というわけです。
ただし、あまり激しい運動をしてしまうと逆に疲れてしまい勉強どころではなくなってしまうので、あくまで軽めの運動に止めておきましょう。
仮眠をとる
勉強しなきゃいけないけど、どうしても眠たくて集中できないという時もあるでしょう。
そういった状態で無理して勉強を続けても効率が悪いので思い切って仮眠をとるのも一つの選択です。
ただし、寝すぎると夜の睡眠にも悪影響が出てしまうので、仮眠の時間は15分程度にすることをオススメします。
また、布団やソファのようなところで寝ると目覚ましをかけても起きられない位ぐっすり眠ってしまうことが多くなってしまうので、仮眠は机などでとった方が寝過ぎてしまうという事態は起こりにくくなります。
ちなみに、よく眠い時はコーヒーを飲んでカフェインによる覚醒作用を利用するという人も多いと思いますが、カフェインの過剰摂取は身体にも色々と悪影響なのでくれぐれも量には気を付けてくださいね。
まとめ
今回は勉強に集中するための環境作りについて解説してきました。
得意科目なら集中しやすいけど、苦手科目は集中できない・朝は集中できるけど、夜は集中できない・そもそも人によって勉強に集中しやすい人としにくい人がいるなどはあると思います。
しかし、それでもこうした方法を取ることはどの人にも一定の効果はあるはずです!
最近勉強に集中できないという人は一度試してみてはどうでしょうか?
それでは、ここまで読んでくれてありがとうございました!