問題用紙付き!アメリカ独立戦争確認問題・初級編【世界史】

アメリカ独立戦争確認問題・初級編 問題

解答&解説

Ⅰ.

アメリカは元々(①イギリス)の植民地でした。

イギリスは自国の財政難を解消するために植民地であったアメリカに砂糖法や(②印紙)法を制定して課税の強化をしようとします。

しかし、これに対して植民地の人々は「代表なくして課税なし」と強い反対運動を展開します。

この反対運動によって砂糖法も(②)法も翌年には撤廃されますが、1773年に制定された茶法がきっかけとなり(③ボストン茶会事件)が発生します。

イギリスは(③)に弾圧的諸法を制定して対応しますが、植民地側はこれに対抗して1774年に(④第1回大陸会議)をフィラデルフィアで開催し、イギリス製品をボイコットする姿勢を示します。

これによって、イギリス本国と植民地であったアメリカの対立は決定的なものとなってしまいました。

Ⅱ.

1775年4月にレキシントンとコンコードでの武力衝突を契機としてアメリカ独立戦争が開戦します。

植民地側は(⑤ワシントン)を総司令官とし、ジェファソンが起草した『(⑥アメリカ独立宣言)』をフィラデルフィアで採択します。

開戦当初はイギリスと対立していた海外からの支援もわずかで苦戦が続いたものの、サラトガの戦いに勝利した事をきっかけに(⑦フランス)のルイ16世が正式にアメリカ側への参戦を決定し、戦況が逆転していくことになります。

最終的には(⑧ヨークタウン)の戦いに勝利した事でアメリカ側の勝利は決定的なものとなり、1783年に(⑨パリ)条約が結ばれたことで、イギリスは遂にアメリカの13植民地の完全独立を承認することになったのです。

Ⅲ.
『コモン=センス(常識)』を出版して独立の機運を高めたのはジェファソンではなく、トマス=ペインなので、ⓐの文章は誤りです。
ちなみにジェファソンは『アメリカ独立宣言』を起草し、後の初代国務長官になった人物です。
ⓑの文章はそのまま正しいので、正解はウとなります。

まとめ

今回はアメリカ独立戦争で最低限押さえておきたい用語を中心に出題しました。

前回までのナポレオンやウィーン体制に比べたら難易度は低いとは思いますが、第1回大陸会議などは中々出てこないという人もいたのではないでしょうか。

こうした印象の薄い用語も何度も復習して少しずつ覚えていきましょう。

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