英文解釈基礎|不定詞や前置詞などの色々な「to」を区別しよう!【英語】

不定詞や前置詞など色々な「to」を区別しよう! 英語

今回の学習テーマは「to」の区別です。

一口に「to」と言っても色々なパターンがありますが、その中でも「to不定詞」に注目して勉強していきましょう!

ちなみに、前回の英文解釈基礎は「that」の見分け方ですので、良かったらこちらもやってみてください。

Homura
Homura

この講座の難易度は★★★☆☆です。

例文

まずは、以下の例文を英文解釈・和訳してみましょう!
可能なら答え合わせができるように紙かノートに書くことをオススメします。

I had to decide to go to that place
to train in order to win the next match.

例文の解釈と和訳ができたら以下の解説を読み進めましょう!

解説

今回の英文のポイントはもちろん、1文の中に5つも入った「to」の区別です!

皆さんは全て見分けることができましたか?

上段の解説

まずは、上段の「I had to decide to go to that place」までを見ていきましょう!

I had to decide to go to that place

最初の「to」はhad to」の形で「~しなければならなかった」という意味です。

助動詞「must」と同じような意味で、ちょうど「will」と「be going to」と同じような関係です。

次の「to」はdecide to」の形で「~を決心する」という意味です。

熟語として覚えてしまっても良いですが、この「to」は厳密には「to不定詞」の一種です。

最後の「to」はポピュラーな前置詞の「to」で「~へ」という意味です。

ここまでをまとめると「あの場所へ行くのを決心しなければならなかった」という意味になります。

下段の解説

次は下段の文を見ていきましょう!

to train in order to win the next match.

最初の「to」はいわゆる「to不定詞」の副詞的用法で、「~をするために」です。

「to 不定詞」の副詞的用法には色々な意味がありますが、その中でも目的の意味で使われることが多いです。

文法書を見れば色々な意味やその見分け方などが詳しく書いてあると思いますが、最初の内は副詞的用法はとりあえず「~するために」と目的で訳してみればOKです。

次の「to」もin order to」の形で、「~するために」という意味です。

同じように「~するために」という意味がある「so as to」も有名です。

これらは「to不定詞」の副詞的用法と同じ意味ですが、目的の意味に限定・強調したい時にはこちらが使われます。

上段の文とまとめると「私は次の試合に勝つために、その場所にトレーニングに行くことを決心しなければならなかった」となります。

to不定詞の用法

今回の英文の中に出てきた5つの「to」の内、3つが「to不定詞」に関係するものでした。

「to不定詞」は皆さんある程度勉強済みという人も多いとは思いますが、ここでは押さえておくべき基本の用法をおさらいしておきましょう。

「to不定詞」には名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法の3つがあります。

動名詞や分詞とは以下のような関係で覚えておきましょう。

to + 動詞の原形 動詞 + ing
to不定詞の名詞的用法動名詞
to不定詞の形容詞的用法分詞
to不定詞の副詞的用法分詞構文

より詳しく「to不定詞」を学びたい人は手持ちの文法書でもOKですが、関先生の『大学入試 世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座』が分かりやすくてオススメです!

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まとめ

今回は「to不定詞」を中心に、前置詞や「have to」などを勉強しましたが、この他にも様々な文法事項や慣用句などで「to」は出てきます。

最初の内は混乱することもあるかもしれませんが、色々な英文をたくさん読んでいく内に自然と見分けられるようになってきます!

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