試験や受験勉強で良い結果を出すためには、中長期スパンでの勉強の計画をしっかりと立てることが大切です。
しかし、計画を立てるなんて面倒くさいしやり方も分からないという人も多いと思います。
そこで、今回は、勉強の計画の立て方や注意点を筆者の実体験も踏まえながら解説していきます!
この記事は次のような人にオススメです!
・これから試験・受験勉強をしようとしている人
・勉強の計画が上手く立てられない人
勉強の計画をしっかりと立てよう!
毎日の勉強の内容をその日の気分でなんとなく決めて、勉強のスケジュールを立てていないという人もいると思います。
しかし、効率的に学習を進めるためにもしっかりとした計画を立てることをオススメします!
理由としては以下の2つが大きいです。
勉強する科目や内容に偏りが出る
その日の気分で勉強していると、どうしても勉強する科目や内容には偏りが出てしまいます。
好きな科目ばかりやってしまうパターンが一番多いですが、場合によっては苦手科目ばかりに時間を割いてしまうなんてこともあるかもしれません。
しかし、試験で良い結果を残したり、大学受験を合格するためには得意科目を伸ばすことも苦手科目を克服していくことも両方大切です。
これについては以前にこちらの記事でも解説しましたね。
そのため、あらかじめ1週間・1ヶ月単位の中長期的なスパンの勉強の計画を立てなければそれぞれをバランス良く勉強していくのは難しいです。
モチベーション管理がしやすくなる
勉強だけに限らず、どんなことでもやることが分からないとモチベーションを維持するのは難しいです。
ゲームが楽しいのも、やるべきことが明確に分かっていて、それを達成すれば必ず報酬が貰えるからです。
しかし、試験・受験勉強はゲームと同じではありません。
自分が何から手を付ければ良いかは中々分からないし、勉強すれば必ず全員が模試や試験で結果を出せるわけではありません。
そのため、ゲームのようにモチベーションを維持するのが簡単ではありません。
もちろん、勉強が好きな人はゲームと同じようにできるかもしれませんが、そういう人はそもそもこのサイトを見ていないと思います。
どちらかと言えば、勉強があまり好きじゃない・苦手だという人がこのサイトを見てくださっていると思いますので、そういう人こそ勉強の計画を先に立てるべきです!
なぜなら、一度計画を立ててしまえば後はその通りにこなすだけになり、やることが明確になるからです。
それに、自分の立てた計画をこなしていくのは、ゲームのクエストをこなしているような感覚もあって達成感も得られます。
そのため、モチベーション管理がしやすくなるという意味でも勉強の計画は先に立てた方が良いんです!
具体的な計画の立て方
それでは、具体的な計画の立て方を解説していきましょう。
計画を立てる際には次の2つを意識してください。
- 計画は中長期スパンで立てる
- 復習の時間を計画に組み込む
まず、計画は最低でも1週間、できれば1ヶ月単位で立てるようにしてください。
毎日勉強する前に計画を立てていたらその日の気分でやってるのと変わらないからです。
そして、復習の時間も必ず計画に組み込んでください。
記憶の定着にはとにかく復習が大切です。
最低でも3回、できれば6回は1ヶ月以内に復習する時間を設けてください。
例えば、ある参考書Aをやる際の1週間の計画は次のように立てます。
このような感じで復習も計画にしっかりと組み込みましょう!
そして、こなしたノルマにはチェックをつけて、しっかりやったと分かるようにすると良いですよ!
また、計画表の作成は、スマホで作ってもスケジュール帳を買ってそれに書き込んでもOKです。
私は学校にいる時はスマホを預けなければいけなかったので、学校でもスケジュールチェックができるように以下の画像と同じようなスケジュール帳を買ってそれに書き込んでいました。
計画をこなしていく際の注意点
次は立てた計画をこなしていく際の注意点を解説していきます。
計画をこなしていく上で一番挫折してしまう原因は、計画がこなせない日ができて負債が溜まっていくことです。
もちろん、自分でサボってしまったならどうしようもありませんが、家族や友達との予定が入ってしまったり、体調を崩してしまったりなど、どうしても勉強ができない日というのはできてしまいます。
そのため、計画を進められなかった場合のリカバリーの仕方を事前に考えておかなければいけません!
私が考えられるリカバリーの方法は以下の3つです。
事前にリカバリー用の日を設けておく
先程の参考書Aの計画表を再度用いて説明していきます。
例えば、この表のように日曜日には予定を入れずにリカバリー専用の日を設けます。
こうした日を予め設けておけば、リカバリーがしやすい人が多いと思います。
しかし、私自身は受験生時代にこのようなリカバリーの日を基本的に設けていません。
理由は以下の2つです。
- リカバリーがなかったら空白の1日になる
- リカバリーの日があることでサボりやすくなる
最初の理由についてはいくらでも改善策はあります。
例えば、予め予定を組み込んだ上でリカバリーの日として設定したり、そもそも休憩の日だと割り切ってしまえば済む話ではあります。
しかし、私は1ヶ月30日というキリの良い日数で計画をこなしたかったので、空白の1日を作らないために、31日まである月以外はリカバリーの日は設けませんでした。
問題は次の理由です。
リカバリーの日が予めあると、今日は面倒くさいからリカバリーの日にやれば良いやという「後回しの精神」が発動してサボりやすくなってしまうことです。
私の当時の友人でリカバリーの日を設けて計画を立てた人は、後回しの精神で負債を溜めていき、結局リカバリーの日でも取り戻せないくらいに負債が溜まって挫折している人がいました。
私は自分が何事も後回しにしがちな人間であると知っていたので、これを避けるためにもリカバリーの日は設けませんでした。
計画通りに進めて余裕のある日にリカバリーをする
先に挙げた問題点が私は気になったので、受験生時代はこちらの方法でリカバリーをしていました。
計画をこなせなかった場合は、その計画だけを遅れてこなしていき、休みの日や他のノルマが少ない日などに2日分こなしたりしてリカバリーする方法です。
この方法なら先に挙げた問題点はクリアできますが、その分リカバリーは大変になります。
どちらの方法が合うかは人それぞれだと思いますし、場合によってはこの2つを組み合わせていくことも必要になってくるかもしれません。
リカバリーを無理してやらない
リカバリーが大切だとは言いましたが、遅れながらでも普通に1日分のノルマをこなしていけば計画は達成できます。
大事なのは計画通りに進めることではなく、最終的に計画を達成することです!
特に体調を崩して何日も勉強ができなかった場合などは、無理してリカバリーしようとは考えず、遅れながらでも普通に1日分のノルマを毎日こなしていく方が良いと思います。
そのため、無理してリカバリーをしようとせずに、勉強できない日があったらその分計画を遅らせるという選択肢も頭に入れておきましょう!
ただ、計画の遅延も無制限に行ってしまうとサボる原因になってしまうので、どうしようもない場面だけに限定することをオススメします。
まとめ
それでは、ここまでの内容を簡単にまとめておきましょう。
・計画は1週間や1ヶ月単位で立てる!
・復習の時間を必ず計画に組み込む!
・リカバリーの仕方を事前に考えておく!
・リカバリーはあまり無理しない!
大事なのは「計画を立てること」そして「計画を達成すること」です。
少しでも効率良く、挫折しないように勉強を進めていくためにも、今回解説したようなことを意識しながら計画を立てて進めていきましょう!