今回は四字熟語とことわざを合わせて10個紹介したいと思います。
テーマは、受験生の皆さんが知っておいてためになる言葉です。
試験に頻出するものを厳選したというわけではありませんが、心に刻んでおいて損はない言葉を紹介するので、良かったら読んでみてくださいね。
この講座の難易度は★☆☆☆☆です。
四字熟語
切磋琢磨
切磋琢磨とは、友人とお互いに励まし合い、競い合うことで、お互いを高め合うことです。
受験において、自分以外の全員は友人を含めてライバルでもありますが、一緒に受験を乗り越える仲間でもあります。
分からないところは教え合ったり、試験や模試で競い合うことで、一人だけで勉強するよりも更に上のレベルへと上がることができるようになります。
追根究底
追根究底とは、物事の本質や根底を徹底的に追究することです。
興味のあることをさらに勉強すれば、深い知識が身に付き、応用問題などの難しい問題まで解けるようになります。
わからないことも納得がいくまで調べなければ、それは大きな穴になっていってしまいます。
受験勉強をしていく中で、興味のあることや分からないことがあったら自分が納得いくまで徹底的に調べて勉強した方が良いと思い、この言葉を紹介しました。
一刻千金
一刻千金とは、僅かな時間でも大金に値するほどの価値があることです。
受験生にとって、受験勉強ができる時間は有限であり、毎日の時間の使い方はとても大切です。
時間はお金のように貴重なものであるというこの言葉を胸に刻んで、時間を大事に使っていきましょう。
似たような言葉として、アメリカの政治家ベンジャミン・フランクリンが言った「Time is money」、日本語で言うと「時は金なり」などがあります。
磨穿鉄硯
磨穿鉄硯とは、強い意志を持って勉学に励み続けることです。
『かぐや様は告らせたい』という漫画を読んだことがある人には馴染みのある言葉かもしれませんね。
この四字熟語は、桑維翰という青年が、中国の官吏登用試験である科挙という難しい試験に合格するために、鉄の硯に穴が開くまで勉強に励んだという故事から生まれたと言われています。
今の時代で言ったら、鉛筆やシャーペンの芯が何回も折れるほど一生懸命に勉強に励むことでしょうか。
皆さんも目標とする進路を勝ち取るために、自分にできる精一杯で勉強に励んでいきましょう。
博学審問
博学審問とは、学問を究めるには、幅広く学び、疑問に思ったことは詳しく調べる必要があることです。
博学審問の「博」は、博学多才などの言葉でも使われることから分かるように、「広い」の意味です。
そして、2つ目に紹介した追根究底と同じように、受験勉強においても疑問に思ったことはとことん追求することが大切だということです。
ことわざ
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥は、物事を人に聞くのはその場では恥ずかしいかもしれないが、聞かなかったら一生知らないことになってしまうので、そっちの方がよっぽど恥ずかしいということです。
授業を聞いたり、自分で勉強を進めていると何かしら分からないことが出てくることもあります。
そんな時に、先生や友達などに聞くのが恥ずかしいと思う人もいるかもしれないですが、受験本番でその分からないところが出てきて失点するよりはマシです。
私も当時は恥ずかしくてあまり人に聞くことができませんでしたが、この言葉を胸に刻んで、皆さんは分からないことはそのままにしないでおくようにしましょう。
思い立ったが吉日
思い立ったが吉日は、物事は思い立ったらすぐその日に始めるのが一番良いということです。
そろそろ受験勉強を始めなきゃかなと思ったなら、計画を立ててすぐその日から始めるべきだということです。
受験勉強を始めるのは早ければ早いほど良いです。
受験勉強を始める決断が中々つかないという人も、この言葉に倣って今日から受験勉強を始めてみましょう。
千里の道も一歩から
千里の道も一歩からは、どんな大きい事柄も全ては最初の一歩からの積み重ねの末に成されるものであるということです。
受験が楽に合格できるという近道はありません。
毎日の勉強を積み重ねて自分の学力を上げていくしかないということを表していることわざです。
井の中の蛙大海を知らず
井の中の蛙大海を知らずは、自分の身の回りの狭い世界でしか物事を見ることができず、もっと広い世界があることを知らないことです。
井戸の中の蛙が井戸の外に大きな海があることを知らないことから生まれた言葉で、いわゆる世間知らずの人を指します。
模試を受けていない人や受験や試験の勉強を始めていない人が、何故か試験がいけるような気がする全能感を感じることがあります。
逆に、模試を定期的に受けていたり、勉強を少し始めたりすると多くの人が不安感を覚えるようになります。
これは、自分が知らないことやできないことが多いということが実感として分かるようになるからです。
皆さんも知らぬ間に自分が井の中の蛙になってしまわないように、日々注意していきましょう。
光陰矢の如し
光陰矢の如しは、月日というものは飛んでいく矢のようにあっという間に過ぎ去ってしまうものだということです。
これも先に紹介した四字熟語の一刻千金と同じように、時間は有限だから大切にしなければいけないことを表した言葉です。
高校生活も受験も長いようで、振り返ってみればあっという間に終わってしまいます。
皆さんも後悔のないように毎日を精一杯過ごすようにしてくださいね。
まとめ
今回は受験生の皆さんの心に刻んでほしい四字熟語やことわざを10個紹介してきました。
四字熟語やことわざではなくても、皆さんも座右の銘のようなものを持っておくと自分の中で一つの支えになります。
今回紹介した言葉の中で、一つでも心に響くものがあれば嬉しいです。
また、第2回もあるので興味のある方は是非見てみてくださいね。