英文解釈入門|英文解釈の予備知識や簡単なやり方を解説!【英語】

英文解釈入門|英文解釈の予備知識 勉強法

これから英文解釈の勉強を始めようと思っているけど、やり方もだけど、そもそも英文解釈が何なのかもよく分からないという人も多いかもしれません。

そこで、この記事では、これから英文解釈を始める人のために最低限身に着けておきたい予備知識などを解説していきたいと思います。

ただ、全部の項目を詳細に話すと、記事が長くなりすぎて逆に読みにくくなってしまいます。
そのため、要点をまとめて紹介する形式で今回は書きたいと思います。

もし、個々の項目で分からないところがあったら、その部分をより詳しく書いてあるサイトさんで調べてみてください。

ちなみに、詳しいやり方や英文解釈の勉強をする際のオススメの参考書は以前に別の記事で紹介しているので、そちらを参照してください。

Homura
Homura

この記事は次のような人にオススメです!

・これから英文解釈の勉強を始める人

・英文解釈のやり方が分からない人

英文解釈とは?

英文解釈とは何かを端的に言うと、英文の構造や意味を調べることです。

例えば、次のような英文があったとします。

Tokyo is very popular with tourists

この文を英文解釈すると、次のようになります。

Tokyo is (very) popular (with tourists)  
 S  V      C

東京は観光者たちにとても人気です。

英文解釈とはこのように単語の品詞や意味・文法構造を調べて、和訳をすることです。

読む英文全てにこれをするのはとても大変で面倒くさいと感じたり、そもそもこんなことやる意味があるのかと思う人も多いと思います。

しかし、英文解釈の勉強を積み重ねることは、難しい英文を読むための読解力を身に付けることに繋がります!

大学入試レベルの英文をスムーズに読みこなせるようになりたいなら、英文解釈は長いようで一番の近道だと私は思っています。

そのため、皆さんも絶対に英文解釈の勉強に取り組むべきです!

英文解釈をするための予備知識

ここからは英文解釈をする際に身に着けておきたい予備知識を解説していきたいと思います。

品詞

単語はそれぞれ文中の働きによって動詞や名詞などの種類に分けられますが、これを品詞と言います。

基本となる品詞には次のようなものがあります。

名詞……文中で主語・目的語・補語になる

動詞……文中で述語動詞になる

形容詞…名詞を修飾する|補語になる

副詞……名詞以外を修飾する

前置詞…あとに名詞がきて修飾語句を作る

他にも接続詞・関係詞・助動詞・代名詞・冠詞など様々な品詞があります。

文の成分

品詞の紹介をした際に出てきた主語や述語などを文の成分と言います。

英文解釈をする上で覚えておきたい文の成分は以下の5つです。

主語(Subject…文の主役・説明される対象

述語動詞(Verb…主語の行為や状態を示す

目的語(Object…行為の直接的・間接的対象

補語(Complement…SやOを説明する

修飾語(Modifier…動詞や他の文などを説明する

主語や述語などはあんまり深く考えすぎると逆に頭が混乱するので、ここら辺は大雑把に理解する程度で大丈夫です。

英文解釈や後で解説する5文型で使われるS・Vなどの記号はこれからよく出てくるので、勉強しながら覚えていきましょう!

補語(C)と目的語(O)

補語と目的語の違いについてイマイチピンときていない人も多いかもしれないので、簡単に補足説明をしておきます。

補語(C)→SやOが「どんなものか」「どんな状態か」という説明を補う

目的語(O)→動詞が表す動作の対象を表している

例えば、次の2つの文があったとします。

①I became.

②I became a teacher.

①の文は私が何になったのか分からず意味が通じませんね。

しかし、②の文なら私は先生になったと意味が通じます。
このように、補語を付け加えることで、私が何になったのかの説明を補うことができます。

そして、補語はSやOについての説明をしているため、S=C、O=Cなどの法則が以下で紹介する第2・5文型などで成り立ちます。

一方で、目的語は動詞の動作対象を表すので、第3・4文型では、S≠O、O≠Oとなります。

節と句

名詞節とか副詞句とか参考書や解説に書いてあるけど、意味があんまり分かっていないという人もいるかもしれません。

そこで、節と句について簡単に補足説明をしておきたいと思います。

まず、覚えておきたいのは、節と句は両方とも一つの役割はたらきを持った単語のカタマリです。

名詞句だったら、そのカタマリは名詞と同じはたらきをしますし、副詞節だったら、そのカタマリは副詞と同じはたらきをします。

では、この両者の違いは何なのでしょうか?

一言で言えば、カタマリの中にSVがあるかどうかの違いです!

節→SVを含む     
例:When I went to restaurant~
  The man I helped yesterday~

句→SVを含まない   
例:In Tokyo
  The beautiful woman

節に挙げている例文は従属接続詞や関係代名詞です。
それぞれが副詞節、形容詞節となっていて、文中の役割は副詞や形容詞と同じです。

句に挙げている例文は前置詞や冠詞です。
それぞれが修飾語句や名詞句となっていて、文中の役割は修飾語や名詞と同じです。

このように節と句もはたらきは同じで、違いはカタマリの中にSVがあるかどうかなんです!

5文型

皆さんも学校の授業で一度は聞いたことがある人が多い5文型について改めてまとめておきます。

SV第1文型例:I live in Tokyo.
SVC第2文型例:This is Taro.S=C
SVO第3文型例:I have a pen.S≠O
SVOO第4文型例:I give her an apple.O≠O
SVOC第5文型例:The news made me happy.O=C

これが英文の基本となる形です。ここに様々な要素が合わさって実際の文ができていますが、文の柱となるのはこの部分です。

この5文型についてより詳しく知りたい方は、別の記事で以前紹介した関先生の『大学入試 世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』を読んでみてください。

5文型に対する見方が180度変わること間違いなしです!

英文解釈の導入

英文解釈を始める前の注意点として、最初に一度は通しで読むようにしましょう。
今の自分が普通に読んでどれくらいその英文を理解できるかを確認するためです。

それでは次は、英文解釈をする時の実際の流れを簡単に見ていきたいと思います。

最初の内は、以下の4つのステップを踏んで解釈を進めていきましょう。

  1. 主語(S)と動詞(V)を確認する
  2. 目的語(O)と補語(C)を確認する
  3. 接続詞や関係詞を確認する
  4. それ以外の要素(M)を確認する

とにかく一番大事なのは文の主語と動詞を把握することです!
どんな文を読む時も主語と動詞が分からなかったらどうしようもありません!
そのため、まずは、主語と動詞の把握に全力を尽くしましょう!

それでは、この流れを次の文で練習してみましょう。

In Japan, Anime is very popular.

まずは最初のステップ、主語(S)と動詞(V)の確認です。

In Japan, Anime is very popular.
      S  V

次は目的語(O)と補語(C)のチェックです。
※今回は接続詞や関係詞はないので、3のステップは省略です。

In Japan, Anime is very popular.
      S  V     C

最後にそれ以外の要素(M)をチェックしましょう。

(In Japan,) Anime is (very) popular.
        S  V       C

実際の勉強では、この後に英文の全文和訳や音読などもやります。

そして、慣れてきたら文の頭からそのまま解釈をして意味を理解できるようにしていきましょう。

まとめ

今回はこれから英文解釈の勉強を始める方向けに、最低限身に着けておきたい予備知識や簡単な解釈の手順を解説してきました。

英文解釈の勉強はとても大変で面倒くさいと感じることも多いですが、しっかりやれば確実に力が身に付きます!

そのため、是非英文解釈の勉強を始めることをオススメします!

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