解答&解説
1.ウ
最上級に関する問題です。
( )の前のtheを見て、最上級が使われていると判断して、smartestを選択します。
エのbest smartというのは存在しない形なので間違って選ばないようにしましょう。
「彼はそのクラスの中で一番頭が良い」
2.エ
仮定法に関する問題です。
仮定法には仮定法過去と仮定法過去完了がありますが、それぞれの公式をおさらいしておきましょう。
◆仮定法過去の公式→時制は現在
If s+過去形, S 助動詞の過去形+動詞の原形
◆仮定法過去完了の公式→時制は過去
If s+had+p.p., S 助動詞の過去形+have+p.p.
※Sは主語、p.p.は過去分詞を表す。
※助動詞の過去形にはwould,could,might,shouldなどが使われる。
仮定法過去と仮定法過去完了の注意点は公式だけでなく訳す時の時制にもあります。
仮定法過去は現在で、仮定法過去完了は過去で訳すということを頭に入れておきましょう。
それでは再び問題文に戻ります。
If節を見ると仮定法過去であると分かるので、主節は助動詞の過去形+動詞の原形になります。
選択肢で当てはまるのはエのwould attendになります。
「もし私があなたならば、そのパーティーに出席するだろうに」
3.ウ
「be used to ~ing」で「~することに慣れている」という熟語です。
よく間違える人が多い「used to + 動詞の原形」は「よく~したものだ」という意味です。
「彼女は一人でいることに慣れている」
4.エ
目的格の関係代名詞に関する問題です。
「they met」の目的語が欠けている不完全な文なので「whom・that」のどちらかを使います。
今回は選択肢に「whom」がないので「that」が正解となります。
「who」は主格の関係代名詞(主語が欠けている不完全な文)で使うものなので、間違って選ばないようにしましょう。
「彼らが会ったその子供はサッカーで有名です」
5.ア
いわゆる「it to構文」と呼ばれる形です。
ここで使われる「for ~」は意味上の主語と呼ばれるものです。
「it to構文」については以下の記事でより詳しく解説しているので、そちらを参照してください。
「私がこれを運ぶのは難しい」
6.ウ
「for two years(2年間)」という過去から現在までの時間を表す語句から完了形が使われていると考えます。
選択肢の中で完了形なのはウの「have lived」だけなので、正解はウになります。
「私は2年間東京に住んでいる」
7.イ
「He must be Shinji(彼はシンジに違いない)」という文脈から「彼はタクヤであるはずがない」という反対の意味になると考え、「can’t(~であるはずがない)」を入れます。
よく間違う「must not ~」は「~してはいけない」という禁止の意味になります。
「must ↔ can’t」という関係をしっかりと押さえておきましょう!
「彼がタクヤであるはずがない。彼はシンジに違いない。」
8.彼は昨日テニスをしようとしたが、できなかった。
「try to + 動詞の原形」で「~しようとする」という不定詞の用法です。
よく一緒に説明される「try ~ing」という動名詞の用法の場合は「試しに~してみる」という意味になります。
9.私は子供の頃からずっとこの犬を世話している。
現在完了進行形「have been ~ing」と「take care of ~(~の世話をする)」という2つが問われています。
現在完了形には継続・完了・経験の3つの意味があるとよく説明されますが、現在完了進行形の場合には過去から現在までの継続を示します。
まとめ
今回は①よりも少し難易度が高かったと思いますが、どれも各文法分野の基礎的な事項です。
間違えてしまったところはしっかりと復習をし直して確実に身に着けていきましょう!