今回はウィーン体制確認問題の初級編です。
ウィーン体制の勉強をした後の確認や復習をする際に是非活用してください。
この講座の難易度は★★★☆☆です。
問題の配点と問題用紙のファイルについて
問題は全9問でⅠが1問10点で合計80点、Ⅱが正解で20点の合計100点満点です。
目標点数は80点以上ですので、これを目指して頑張りましょう!
問題用紙をダウンロード・印刷できるファイルは以下にあります。
問題
Ⅰ.ウィーン体制について解説した以下の文章の( )内の①~⑧に当てはまる適切な用語を記入してください。
1814年から15年にかけてナポレオン戦争で混乱した国際秩序を再建するために、オーストリアの外相メッテルニヒ主導でオーストリアの首都(① )で(①)会議が行われたことで、自由主義・国民主義運動を否定した保守的な国際政治体制である(①)体制が成立しました。
この(①)体制の維持や強化を目的として、ロシア皇帝のアレクサンドル1世の提唱で(② )同盟が結ばれ、メッテルニヒの主導によって四国同盟・五国同盟なども結ばれることになります。
しかし、(①)体制下では、ドイツの学生による(③ )の運動や(④ )立憲革命などをはじめとした抵抗とそれに対する鎮圧も行われるなどの混乱も起こりました。
特にラテンアメリカ諸国や(⑤ )の独立・フランスで起こったシャルル10世に対する(⑥ )革命などは(①)体制に大きな動揺を与えることになります。
そして1848年から(⑦ )二月革命や(⑧ )三月革命・ベルリン三月革命などの「諸国民の春」と呼ばれる革命の頻発によって(①)体制は崩壊したのです。
Ⅱ.以下の2つの文章ⓐ・ⓑの正誤として適切なものを選択肢ア~エの中から1つ選んでください。
ⓐウィーン会議では連日会議が行われたことで、極めて迅速にウィーン議定書が調印された。
ⓑウィーン体制下のロシアでは、ニコライ大公の帝位継承に不満を抱いたカルボナリと呼ばれる貴族将校達がデカブリストの乱を起こすが、すぐに鎮圧されてしまった。
ア:ⓐ正 ⓑ正 イ:ⓐ正 ⓑ誤
ウ:ⓐ誤 ⓑ正 エ:ⓐ誤 ⓑ誤
問題はここまでです。
解答・解説は次のページにあります。